「日本列島を、強く豊かに」

今日は大きな出来事がありましたね。

政治にあまり関心のない人でさえ、きっと少しだけ胸がざわついたのではないでしょうか。

私にとってはひとつの時代が動いたような、そんな日でした。

 

 

自民党総裁選。高市早苗氏がついに総裁に選ばれた。

あの瞬間を画面の前で見つめながら、胸の奥で何かが静かに震えた。それは単なる政治的な興奮ではなく、長い年月を経て実を結んだ人間の信念の物語を、リアルタイムで見届けたという感覚だった。

彼女にとって3度目の挑戦。

最初の総裁選は2021年、あのときは世間から「泡沫候補」と呼ばれ、決選投票にも進めずに敗れた。

当時、党内で大きな影響力を持っていた安倍氏率いる清和会の後ろ盾があったものの、多くの議員たちは「現実的ではない」と口を揃えていた。それでも淡々と政策を語り、愚直に信念を貫いた高市氏の姿は今でも忘れない。

あの時から、彼女の目には今日の総裁選の結果が見えていたのかもしれない。

2024年の総裁選。高市氏は1位で決選投票へ進んだものの、惜しくも石破氏に敗れてしまった。

今度こそ…と望んだ今日。3度目の挑戦。

地方票の開票結果を見つめていると、国民の信頼という見えない力が少しずつ力を持ち始めているのを感じた。

1回目で首位通過したとはいえ、昨年の逆転負けの痛手もあって油断は許されない。

しかし、決選投票で過半数を超える議員票を獲得したことを知った瞬間、私は彼女の勝利を確信した。その瞬間、心の底から込み上げてくるものを感じた。

この勝利は高市氏ご本人の努力の賜物であることはもちろんのこと、長年支え続けた議員や党員の方々の力も大きかったように思う。

前回、前々回の惜敗を見ていて、自民党に失望を感じた人も少なくないだろう。実際、党員をやめた人も多かったと聞く。

それでもなお、今回の総裁選で高市氏に票を託した党員たちは、自民党への失望や裏切りにも見切りをつけず、信じて待ち続けた人たちだ。そして今日、その粘りが結果を生んだ。

(高市氏が決選投票に進むことを見越してウラで暗躍していた麻生氏も相当な策士ではあったけど…)

当選確定後の高市氏のスピーチは、まさに心を打つものだった。

特に「ワークライフバランスを捨てて働きまくる」という言葉には背筋が震えた。

それは働き方を美化する言葉ではない。国家という責任を背負い、全身で挑む覚悟の表明だった。

彼女の健康を願う気持ちはもちろんあるけど、あの瞬間の彼女の言葉には「自分を賭けてでも日本を立て直す」という揺るぎない意志が宿っていた。

この言葉はあくまで高市氏ご自身の意気込みと仲間の政治家たちに言っているのであって、普通の一般市民にもそれを求めているわけではない。しかし一部では変に曲解されているのか、既にこの言葉に対して批判の声が上がっている。

たしかに高市氏の発言は一言一言が強烈だ。今回の発言も時代に逆行した発言であり、一部の人には受け入れ難い言葉であることは間違いない。

しかし敵ができるということはその反面、強力な味方もできるということだ。

リーダーとしてもっとも恐れることは、当たり障りのない誰にでも好かれるような言葉を言い、敵もできないが味方もできない…そんな状況を生み出してしまうことだ。

私は小さな会社のトップとして、彼女と、そして同志達とともに馬車馬のように働き、少しでも日本経済の復活に貢献したいと強く感じた。

(まずはこれまで以上に働いて、これまで以上にたくさん納税するところから…かな。笑)

もちろん、これを周りに強要することはあってはならないけど、国民の代表が自ら追い込むあの姿を見て、頼もしさを感じずにはいられなかった。私の周りの多くの経営者達も彼女のスピーチを聞いて「日本を立て直す!」と奮い立っている。

その光景を見ていても、高市氏の「ワークライフバランスを捨てる!」という発言は、私達がこれまで抑え込んできた感情の蓋を外す良い号令だったと思う。

私が彼女を支持しているかどうかはさておき、私は高市氏を一人の人間として心から尊敬している。

思えば、彼女は非世襲の政治家だ。特別な家柄ではなく、一般家庭に生まれ、人並み外れた努力でトップまで上り詰めてきた叩き上げの議員だ。

私は彼女の政策すべてに賛同しているわけではないけど、彼女の政策を聴くたびに、その内容と自信に満ちた表情を拝見し、相当に勉強なさってこられたことが窺える。

一貫した主張、徹底した準備、メディアの酷評に耐えながらも信念を曲げなかった強さ。

選挙期間中、自身の支持者たちに向けて「他候補を貶してまで得る支持はいらない」とハッキリ言い切る姿に私は何度も心を打たれた。誠実さを信念と呼ぶのなら、彼女はまさにその体現者だ。

決戦投票で当選が確定した瞬間の高市氏の目。

「トップになって終わりじゃない。これからが始まりだ」

そんな変化を予感させる強さを帯びていた。

そこには勝利の安堵よりも、これから背負うものの重さを静かに受け入れる覚悟があった。人は責任という言葉の真の意味を理解した瞬間、ああいう目をするのかもしれない。

一国を背負う彼女と同列に語ることは慎むべきだが、私も小さな組織のリーダーとして走り続けている身だ。あの表情、あの決意、あの声に込められた言葉の重さ…見ているだけで鳥肌が立つ思いだった。

高市氏の姿を見ていると「リーダーとは何か?」を改めて突きつけられる。背中を見せること、信頼されること、孤独と責任を同時に引き受けること。それはどんな規模の組織でも変わらない。

だからこそ、彼女の勝利は私にとっても他人事ではなく、リーダーとしての矜持を思い出させてくれた。

今、日本は静かに変わろうとしている。

政治の世界の話にとどまらず、社会全体の空気が少しずつ動き始めている。

高市氏が当選したことで株式市場はご祝儀相場になり、メディアで名を馳せる大物経営者たちも次々と期待の声を挙げている。

これだけ多くの人の心を動かした政治家は今までにいただろうか。

小野田議員が言うように、すぐには変わらないかもしれない。強気な姿勢を貫いている以上、外部内部問わず厳しい目で見られることは間違いない。期待も大きいが彼女には敵も多い。

でも長い目で見れば高市氏は自民党に、そして日本に、次の世代に繋がる”背骨”を残してくれると信じている。

『日本列島を、強く豊かに。』

彼女ならきっとやり遂げてくれるはずだ。